メイクは頑張りすぎると“やぼったく”なり、作り込みすぎると“老け顔”になります。ちょっぴりスキのある、アカ抜けていて、余裕を感じられるのが「抜け感」メイクです。
ベースメイクから、アイブロウ、アイメイク、チーク、リップまで、ほどよい抜け感を演出する「こなれメイク」のテクニックを、ヘアメイクアーティスト・長田博文さんがご紹介します。
ベールをかけたような肌とトレンドの「赤」リップ
ここ数年、女性の間でトレンドになっている「抜け感」「こなれ感」というワード。ファッションシーンだけでなく、メイクや髪形でもよく使われています。
「勘違いしている人がいるかもしれませんが、抜け感メイクは『手抜きのメイク』のことではありません」と長田さん。こなれた雰囲気を演出するのが、ぬけ感メイクだそうです。
まずは、ベース作りから。ファンデーションは顔の中心から外側へ、ベールをかけるように薄くのばします。頬の広い部分はしっかり、鼻は薄めに塗りましょう。
リップを塗る前に、唇の保湿をします。この一手間が唇につやと潤いを与え、色のにじみを防止し、リップ映えさせます。口角のくすみは唇の乾燥から。保湿クリームで口角もしっかりケアしましょう。リップクリームは唇の縦じわに沿って、中央から外側へ薄く伸ばします。

リップカラーのトレンドは、赤系。その中から選ぶときには、手の甲に色を取り、顔の近くに持っていきます。顔写りのいい色を選びましょう。
指で輪郭をぼかす
リップは唇の山を軽く取って、はみ出さないように少し内側を塗っていきます。下唇も同様に、小さめに塗ってください。きれいにリップラインを取らずにラフに塗っていくのがコツです。指で輪郭を薄くぼかして仕上げます。
メイク:長田博文/撮影:星野耕作
【使用した化粧品】
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