ミラノコレクション、軽快で華麗 透ける素材のスカートも

Beauty

 イタリア・ミラノで開かれていた2019年春夏ミラノコレクションが24日に閉幕した。約60のブランドが新作を披露し、スポーツ感覚の軽快さを取り入れ、エレガントに仕上げたスタイルが印象的だった。透ける素材のユニークな使い方も目に付いた。

軽やか解放感

 ミラノを拠点とする有力ブランドのグッチがパリで作品を発表し、ヴェルサーチはアメリカのマイケル・コースに買収されることになった。ミラノの低迷がささやかれる中で、個性的なブランドの存在感が光った。

プラダ

 プラダは、胸元を大きく開け、リボンや輝く飾りをちりばめた軽やかなドレス。女性の体の美しさを見せ、シンプルなシルエットの中に、力強さも秘めている。妹島和世さんら世界で活躍する女性の建築家たちと協業して再生ナイロンを使ったバッグも発表した。

フェンディ

 フェンディは、革とPVC(ポリ塩化ビニール)を組み合わせたコートを提案。コートの下に着た白いブラウスが透けてみえる。袖口や襟、ポケットなどに革を使うことでりんとした強さを見せた。

アンテプリマ

 アンテプリマは、体にぴったりと沿う水着風のつなぎにPVCの透明なスカート。デザイナーの荻野いづみさんは「『恥ずかしがらずに自分自身をもっと表現してみて』というメッセージを込めた」と話す。

モスキーノ

 コレクションに追われるデザイナー自身をテーマにしたというモスキーノ。描きかけのスケッチ画のようなポップな線に、エレガントな帽子。現代の多忙な女性を等身大で映し出した。

スポーツマックス

 スポーツマックスは、サーフィンがテーマ。海のような色遣いで解放感を表現した。

 忙しい女性たちがより自由に、解放されて、多様なファッションを楽しむ。そんなデザイナーたちの思いを感じた。

エトロ50年の歩み…展覧会に50着

エトロを象徴するペイズリーをモチーフにした樹木のオブジェ(ミラノで)=福島憲佑撮影

 今シーズンは、ブランドの歴史を改めて打ち出したエトロに注目が集まった。

 エトロは、1968年にデザイナーのヴェロニカ・エトロさんの父、ジンモさんが織物を生産する会社として創業。50周年を迎え、ミラノ文化博物館で展覧会を開催した。

 会場には、ブランドのアイコンでもあるペイズリー柄をテーマに、これまでに発表したドレスやジャケットなど50着を並べた。ペイズリー柄の布で作った巨大な「生命の」のオブジェも飾り、ブランドの歩みを表した。(読売新聞生活部 福島憲佑)