高級宝飾品メゾンのカルティエが21日から、東京・神宮前に期間限定でコンビニエンスストアを開いています。店名は「カルチエ」。スペシャルな雰囲気の漂う店内には、こだわり抜いたこの場だけの食品や生活雑貨が並んでいます。
コンビニの定番といえばおにぎりですが、「カルチエ」では、東京・赤坂のレストラン「TAKAZAWA」のシェフが監修した「おにぎらず」を販売。新潟のブランド米「新之助」を用いたパエリア、ビビンバ、ジャンバラヤなどユニークな種類が並びます。
パエリア(542円)をいただくと、エビがごろごろ入っていて風味もよく、おにぎらずの進化を感じます。
他にも、金粉をまぶしたドーナツや有名パティシエが手がけるタルトなど、特別なコンビニフードが楽しめます。1万円以上する超プレミアムなカップラーメンも。予約の難しいレストランの予約チケットが入っているそう。とはいえ、値段はよく見た方がよさそうです。
創業110年のメーカーが作った低刺激性のソープ(1080円)など、生活雑貨も上質なものをそろえていて、パッケージもおしゃれです。
店内にはフォトスポットも用意されています。釘という日用品をモチーフにしたカルティエのジュエリー「ジュスト アン クル」を象徴する、金の釘やラメを埋め込んだアクリル製のアイスキャンディーなどが並び、キラキラしていて気分が上がります。

コンビニを限定オープンしたのは、「ジュスト アン クル」のPRの一環。日常のありふれた道具である1本の釘をジュエリーへと昇華させたことから、「日本人にとっての日常であるコンビニをカルティエらしく特別なものへと仕立てた」とのこと。「カルチエ」というのは、このジュエリーの誕生と同じ1971年に作られた日本語のロゴなのだそう。
東京都渋谷区神宮前5-16-13、9月30日まで。営業時間は、正午~午後8時。
営業時間は変動する場合があるので、スペシャルサイトで確認を。
(読売新聞メディア局編集部)