カメラの前でポーズをきめるモデルの三宅亮輔さん。個性的なコーディネートでも不思議と自分のものにしてしまう、類いまれなカリスマ性が彼の魅力だ。ふと見せてくれる屈託ない笑顔のあどけなさに、ついこちらの顔もゆるんでしまう。京都から上京し、モデルとしてキャリアをスタートさせ3年。テレビ出演や芝居など、メディアでの露出も増え、モデルとしてもアイデンティティを確立してきた、今がまさに旬の彼の魅力に迫る。
ファッションの基盤は50年代
「モデルにスカウトされたのはキャリアをスタートさせる1年前。その時は今よりも体重は10キロ近く多くて、ランニングや食事制限をして『メンズノンノ』のオーディションに臨みました」
無類のファッション好きは父親譲り。特にヴィンテージ・ファッションに対するこだわりは強く、少年のように目をキラキラと輝かせながら、そのアイテムが持つ世界観やディテールについて熱く語ってくれる。

「自分のファッションの基盤は50年代にあります。どんなにいろいろな格好をしても、自分という軸があることでブレないからこそ、楽しめるものだと思いますね」
洋服を選ぶ時は直感や偶然の出会いを大切にし、様々なスタイルを楽しむ。そんな彼だからこそ、今回のシューティングでも、6種のルックに合わせ、表情やポーズによってオリジナリティ溢れるムードを生み出すことを可能にした。
この夏で23歳を迎えた。たとえ今後、取り巻く環境が変化したとしても、強い意志や自信を持って行動することを心がけていくと語ってくれた。

「“頑張るのではなくて、戦え”。これは中学時代のサッカー・コーチの言葉ですが、とにかく自分を信じて戦ってきました。その根拠のない自信を原動力として行動した結果、成功したことも、失敗したこともあったし、自信過剰だと誤解されることもありました。これからはその根拠の部分を強化し、確立していきたいと思います」
ファッションに境界線はない!シンクロする美意識
今、ファッションを楽しむのに性別というボーダーラインはなくなりつつある。女性が男性用の服や小物を身につけたり、その逆もまたしかり。男らしさ、女らしさという定義も曖昧になり、同じ世界観を共有するブランドも増えている。
感性や美意識を自由に解き放ち、新しい時代のスタイルを提案する各ブランドの秋冬最新作を、モデルとして活躍する三宅亮輔さんが着こなす。

※記事内の商品価格はすべて、本体のみ(税抜)の価格です。
(c)marie claire style/photos: Mitsuo Okamoto
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