「エルメス」の展覧会、映画に迷い込んだような新体験

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©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Hermès Japon

 フランスのブランド「エルメス」が東京・六本木の国立新美術館で展覧会「彼女と。」を開催中です。「アクター」と「エキストラ」に分かれて観覧する新しいスタイルで、まるで映画の世界に迷いこんだよう。内覧会の模様を紹介します。

 会場に一歩入るとそこは映画館。フカフカしたイスに座り、ショートムービーを見るところから展示が始まります。映像で紹介されるのは、一人の消えた「彼女」を「作家」が追い求める物語。彼女に関する情報は断片的にしかあかされません。

 次に、映画のセットのような部屋を7つ巡ります。「彼女」がよく通った花屋、「彼女」の部屋、「彼女」が泳いだ海……。それぞれの空間には、衣装や小道具として、さりげなくエルメスのバッグや服などが配置されています。その中で、まるで映画の一場面のように演技が繰り広げられ、「エキストラ」はそれを観覧していきます。

©Nacása & Partners Inc. / Courtesy of Hermès Japon

 次々と展開する場面を追っていくうちに、来場者はまるで映画の中に入り込み、自由奔放で、ミステリアスな「彼女」の存在に近づいていきます。本格的なセット、洗練された空間に魅了され、来場者は映画を一緒に作っているような不思議な体験ができます。

 内覧会では、花屋の店員を女優の市川実和子さん、「彼女」の友人役を吉田羊さんが演じていました。予約時に「アクター」と「エキストラ」に分かれて時間を指定して申し込む仕組みで、「アクター」で役になると、作家の役が割り当てられるそうです。ただ、現段階で「アクター」役はかなり人気が高く、予約は難しいようです。

 7月30日まで。火曜休館。入場は予約制で、特設サイトから申し込む。無料。

 問い合わせはエルメスジャポン(0120・202・830)へ。