16歳の時にパブでスカウトされたというイギリスらしいエピソードを持つ、スキ・ウォーターハウス。ガーリーな顔立ちで様々な雑誌のカバーモデルに起用され、多忙な日々を送りながらも、現在26歳の彼女は女優としても継続的に作品に出演し、スキルを磨いている。
2016年からはアクセサリーブランド「POP&SUKI(ポップ&スキ)」を立ち上げ、ピンクをベースにしたガーリーな世界観にロンドンらしいパンクなエッセンスを利かせたアイテムで人気を集めている。
さらに、スキは趣味であるカメラ好きが高じ、アーティストとしてフォト・エキシビションに参加。シューズブランドとのコラボレーションではデザインの才能も発揮するなど、芸術的センスにも定評がある。
英ロックフェスティバル、グラストンベリーの常連であるスキ。最近のお気に入り曲としてSavageの「Swing」や60年代のガールズグループThe Shirelles、そしてSuicideの「Dream Baby Dream」をセレクトする抜群の音楽センスや、ヴィンテージ・ミックスのガーリーな私服コーディネートも注目を集めている。
モデルという枠にはまらないマルチタレントなイット・ガールとして、活動の場をさらに拡大させていくのが楽しみである。
「アモ フェラガモ」の顔に起用
ニュースが絶えない人気者のスキだが、最近のビッグ・トピックといえば、「サルヴァトーレ フェラガモ」の新フレグランス、「アモ フェラガモ」の顔に起用されたことだろう。
「今を自由に生きる現代の女性たちへ」。そんなメッセージが込められたこのフレグランスはオリエンタルフローラルな甘さの中にイタリアンビターがほのかに香り、甘い余韻を残す。
「アモ フェラガモをつけるといつもハッピーな気分になれるし、自分に自信が持てて、私の愛しい人たちを改めて愛することができるの!」

「アモ フェラガモ」を初めて体感したときの印象を教えてくれた彼女に、この香りをまとう女性像についてどんなイメージを抱いているのか聞いてみた。
「どんなことがあっても、その運命を受け入れ、それを愛することができるような女性よ」。
そう答えるスキ自身も、プレッシャーに負けず、それをバネに前進する強さを持った女性である。
彼女の透明感と、内に秘める強さ、セクシーさを引き出したのはドイツ出身の写真家エレン・ヴォン・アンワース。
「エレンは本当にエネルギーあふれる写真家よ! ランチをしている時だって撮影をやめないくらいなの」。
情熱的で自由なスピリットを持つふたりの息の合った撮影風景が目に浮かんでくる。
「ヤシカ」のカメラの大ファン
最近ではジェンダーレスがワールド・スタンダードになりつつあるが、その一方でフェミニズムや、女性として生きることについて、多くの人たちが改めて熱く議論し、ステートメントを発表している。彼女にとって、フェミニンとは何か、そして自分らしく生きるためのアドバイスをもらった。
「そもそも“フェミニン”という言葉の定義自体がすごく自由になってきていると思うわ。男性らしさや女性らしさ、といった今までの定義に縛られることなく、ありのままの自分を表現できることを尊重するべきなの」
そんなスキにこの「アモ フェラガモ」以外に今情熱を注いでいるものについて教えてもらった。
「Sonic Youthの音楽を聴くこと。それとヤシカのカメラで写真を撮ること」
かつて長野にあったカメラメーカー、「ヤシカ」のカメラの大ファンと語るスキ。
「まだ日本に一度も行ったことがないなんて、信じられない! 今年は必ず訪れたいと思っているわ」
ぜひ愛用のカメラと一緒に日本を訪れて、彼女の世界観を沢山の人たちに向けて発信してほしい。
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