パリ・オペラ座の舞台裏を訪問 宝石箱のような衣装部屋に夢中!

マリ・クレール スタイル

(c)marie claire style/photos: 107rivoli, Valentine Michel

 パリ・オペラ座は私のお気に入りの場所で、いつもその美しく軸対称にデザインされた建造物を見るたびに身震いするほど感動します。

 オペラ通りに面した壮大なファサードは多くの画家とモザイク職人が制作に関わったことで有名で、バロック様式の内装では大理石の吹き抜けの見事な大階段に圧倒されます。昔は一部の限られたエリートにのみ許された場所でしたが、今日では多くの人が簡単にアクセスできるようになりました。日中は観光客のために一般公開され、夜は連日バレエやオペラ公演を開催、世界中から人が集まります。

(c)marie claire style/photos: 107rivoli, Valentine Michel

 パリ・オペラ座は私にとって多くの秘密を持つ魔法の場所なのですが、つい先日行われたバレエ『ジュエルズ』の公演の際に、幸運にも舞台裏である衣装制作室を訪問する機会を得たのです。ドキュメンタリー映像でしか見たことがない、まさに秘密の場所に足を踏み入れることができ、本当に大興奮でした。

 パリ・オペラ座はまるで大きな迷路のように複雑な造りで構成されていて、各階にそれぞれの機能が分かれています。舞台の演目が決まると1名の衣装デザイナーが招待され、役柄に合わせたデザインがスタートし、すべての衣装制作がオペラ座の建物内で行われるのです。そして制作が進むにつれて女性服はドレス部門へ、男性服はテーラード部門へと渡り、リハーサルのために仮縫いまで猛スピードで縫い上げられます。

(c)marie claire style/photos: 107rivoli, Valentine Michel

 さらにダンサーのヘッドアクセサリー用の帽子部門、染色や多くのジュエリーを担当する装飾部門へと渡され、衣装はより本物に近い形に細部まで微調整されます。また、マスクやヘルメットなど、他の豪華な付属品が作られ完成するのです。そして、すべての公演が終了すると制作中のバレエのチュチュが吊るされる小さな部屋に大切に保管されます。

(c)marie claire style/photos: 107rivoli, Valentine Michel

 最近バレエを習い始めた私は、この宝石箱のような衣装部屋に夢中になりました! なんと一般の方でもパリ・オペラ座の舞台裏プライベートツアーに参加すれば、この衣装部屋を見ることができるそうですよ。もしチャンスがあればぜひ参加してみてくださいね!

ルイーズ・エベル
ルイーズ・エベル(ルイーズ・エベル)
ファッションブロガー

 ファッションブログ「PANDORA」を主宰。フランス、パリ在住。子どもの頃から美術史と19世紀の世界に夢中となり、ファッションやアートへの関心も高く、大学で美術史を専攻。ビンテージファッションやアンティークの小物の収集家としても知られる。2012年より「マリ・クレール スタイル」の公式ブロガーとして活躍。日本テレビの番組「ZIP!」で毎週金曜日にリポートを担当している。

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