冬のオフィスでも日焼け止めを塗ったほうがよい理由

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 PC、スマホ、テレビ、タブレット。合計すれば、現代人がブルーライトを発するスクリーンの前で過ごす時間はかなりのものになります。フランスの「L’Express」誌によれば、1日平均6時間にも上るそうです。

ブルーライトの肌への悪影響

 ブルーライトが目や睡眠に悪影響を及ぼすことは、しばらく前からよく耳にします。エクサンプロヴァンスのナヴァロ医師はこれを次のように説明します。

 “ブルーライトの光スペクトルは、紫外線に近いものです。(中略)ブルーライトは、人の眠りと目覚めを調節するメラトニンの分泌を変化させてしまいます。「L’Express」より翻訳引用”

 1)シミ、そばかすができやすくなる

 それだけでなく同医師は、このブルーライトは美容の敵でもあると説明します。

 “ブルーライトはメラノサイトを過剰に刺激します。(中略)細胞に負荷がかかりすぎると、より多くのメラニンを生産し、シミの原因となります。「L’Express」より翻訳引用”

 2)肌の老化を促す

 また、レジニアック分子生物学教授によれば、ブルーライトは、肌の老化も促進します。

 “(ブルーライトが)放出する波長は、紫外線よりもさらに深く、肌に浸透することができます。そうして、皮膚細胞に酸化ストレスを引き起こすのです。タバコや、大気汚染、UVと同様に、ブルーライトも肌の老化を進め、炎症を起こしたり、小じわやしわをできやすくします。「L’Express」より翻訳引用”

 シミ、そばかす、しわ、炎症。どれもできれば、遠慮したいものばかりです。ブルーライトの悪影響を受けないでおこうと思えば、スクリーンの前で過ごす時間を減らすのが一番早いのでしょうが、現代において、スマホやタブレットに触れない生活を送るのは、もはや至難の業ともいえます。

ブルーライトから身を守る予防策

 ならば、積極的に対策を講じるのが重要。幸い、すぐにでも始められる予防策が複数あります。

・まずは、PCやスマホ自体の設定でブルーライトをカットしてみる。
・それが無理な場合は、ブルーライトをカットするフィルムや眼鏡の使用。
・もしくは、ブルーライトカットアプリの利用もいいでしょう。

 ブルーライトをカットすると、画面の色がいくぶん黄色っぽくなるので、色目の確認が必要な作業には向きません。逆に言えば、色目の確認作業をするのでないなら、毎日少なくとも夕方以降は、忘れずにブルーライトをカットしたほうが良いわけです。

 また、肌の日焼け止め対策も必須です。ただでさえ日照時間の少ない冬、オフィスワークだとつい油断しがちですが、こまめに日焼け止めクリームを塗りなおすことを忘れてはいけません。加えてさらなる予防策として、上述のナヴァロ医師は抗酸化作用のある基礎化粧品の使用もすすめています。

 目の疲れや睡眠障害と異なり、ブルーライトの肌への悪影響はすぐに目に見えるものではありませんが、だからこそ「目に見える」ほど進む前に、対策を忘れないようにしたいと思いました。