間食はダイエットの大敵と考えている方は大勢いるでしょう。しかし、空腹感を抱えたまま夕食をとると、食べ過ぎて、むしろ太る可能性があります。間食は適切にとれば、健康的で太らない生活のサポート役になってくれます。
たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルといった栄養素は健康維持には欠かせないものです。中でも、脂質は大切な栄養源。脂質の不足は空腹感の原因にもなります。脂肪分を極端に避けてしまった結果、ダイエットで挫折やリバウンドしてしまう人もいます。
低脂肪ラクトアイスは110キロ・カロリー(100グラム)、高脂肪アイスは210キロ・カロリー(100グラム)。カロリーだけで考えれば、高脂肪アイスを敬遠しがちです。しかし、炭水化物は低めで、脂肪分が高い分、高脂肪アイスは食べたときの満足感があります。また、乳脂肪には、たんぱく質やカルシウム、ビタミン類など、必要な栄養素がバランスよく含まれています。
一方、低脂肪ラクトアイスは、乳脂肪を減らし、植物油で脂肪分を補っているため、カロリー的には低くても、たんぱく質の少なさと“腹持ち”の点で間食には不向きです。
とはいえ、食べ過ぎは太る原因になります。食事をきちんと食べたうえで、間食に少量のアイスクリームで空腹感を抑えるのがダイエットのコツです。
どっち対決クイズ
太らないための間食のルールに基づいた、「どっち対決」クイズです。あなたはどちらを選びますか? 太らないのはどっち?
1.低脂肪ラクトアイス
2.高脂肪アイス
答え.ダイエット向きなのは、高脂肪アイス
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