香水「ミス ディオール」を体現 女優ナタリー・ポートマン

マリ・クレール スタイル

 「ルージュ ディオール リキッド」と「ミス ディオール」の新製品発表会に出席のため来日したナタリー・ポートマンに会った。この秋一番の期待作として話題となっている映画『プラネタリウム』でフランス語での演技に挑戦したナタリー・ポートマン。アカデミー賞主演女優賞を受賞して以来、ラブコメ、アクション、シリアスなドラマなど、演じる役のレンジはどんどん拡大していっている。

 撮影などで多忙な日々をおくりながらも、女性の権利を守るために、自らアクションを起こすナタリー・ポートマンの行動力は、多くの女性に勇気を与えてくれている。強い信念を持ち、知性と美の両方を兼ね備えた彼女が、愛と自由を象徴するフレグランス、「ミス ディオール」のアンバサダーに選ばれたことに運命的なものを感じてしまう。

 「ミス ディオールの魅力を伝えるこの仕事をスタートして、このフレグランスがどのように生まれたのか、製作工程を見せてもらう機会が沢山あり、職人技を駆使して、愛情と手間暇をかけて生まれているのに感動しました。ディオールに対する印象も変わりましたね」

 天才調合師フランソワ・ドゥマシーの手によって調合された、ガーリーな甘さにマスキュリンなスパイスノートが残る香りは、貴重なローズを贅沢に使用することによって生まれている。

 「1年でたった2週間しか咲かないローズ ドゥ メを見にいく機会があったんです。愛情を込めて手摘みされたローズが山のように積み上げられた光景、その馨しさに心奪われてしまって」

 ローズのように華やかでありながら、聡明さが言葉の端々からにじみ出てくる。

女性たちへの支援が仕事への意識を変化させた

 ナタリー・ポートマンが女性の支援活動をするようになったきっかけは、女優として世界中を旅している中で、自分よりも恵まれていない女性たちをその目で見てきた経験からきている。

 「生まれ育った環境にも恵まれ、いろんなことにチャレンジするチャンスをもらえています。これって誰にでも与えられるものではないと認識すること、今こうやって仕事をさせてもらえていることに感謝することを忘れないよう、いつも心がけています。支援活動をするようになり、女優としての仕事への取り組み方によい変化があったことは確かです。家族との時間を仕事に割くことになるので、意味のある仕事をしよう、そう強く思うようになりました。母親になっても、自分がやりたい仕事を続けられているのはとても幸運なことだと思います。離れている時はFaceTimeを使って子供と話す時間をとても大切にしています」

 映画『ブラック・スワン』への出演がきっかけとなり、フランス人の振付師のパートナーと出会い、結婚したナタリー・ポートマン。パリでの生活を経てメイクもすっかりパリジェンヌ仕様になったと教えてくれた。

 「以前、ルージュを選ぶとしたらナチュラルな色味ばかりを選んでいたのだけど、2年のパリ生活でもっとダークで印象的なカラーを選ぶようになったの。パリジェンヌたちがノーメイクにレッドのリップを合わせていて、凄くシックで真似するようになったのよ」

「あなたのハートを揺さぶるものは、何?」という質問に「とってもロマンティックな夫よ。彼のおかげで日々、トキメキを感じているわ」。薔薇のように甘く、幸福に満ちあふれた瞳でナタリー・ポートマンはにっこりと答えた。

ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)
女優

 1981年、イスラエルのエルサレム生まれ。84年、アメリカに移住。94年にオフ・ブロードウェイの舞台『Ruthless!!』でデビュー。同年公開のリュック・ベッソン監督の『レオン』でマチルダ役に選ばれ、映画デビューを果たし大ブレイク。以降、99年公開の『スター・ウォーズ』新3部作でヒロインのパドメ・アミダラ役を演じ、人気を不動のものにする。2004年、マイク・ニコルズ監督の『クローサー』でのストリッパー役でゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞。10年のダーレン・アロノフスキー監督の『ブラック・スワン』では、心の闇に落ちていくバレリーナ役を熱演、第83回アカデミー賞主演女優賞をはじめ様々な賞を受賞。11年、アイヴァン・ライトマン監督の『抱きたいカンケイ』が全米で週末興行収入初登場1位を獲得。プライベートでは『ブラック・スワン』で共演したフランス人振付師のバンジャマン・ミルピエと12年8月に結婚。12年より、ディオール ビューティのミューズに起用される。

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