色柄多用 楽しげな雰囲気…ミラコレ閉幕

片岡航希撮影

 2018年春夏ミラノコレクションが25日、閉幕した。60以上のブランドが参加した今回は、様々な色柄を多用し、楽しげな雰囲気の新作が印象に残った。

 ヴェルサーチは、20年前に亡くなった創業者、ジャンニ・ヴェルサーチさんの功績をたたえるコレクションを披露。ジャンニさんが手掛けたプリント柄をよみがえらせ、きらびやかで勢いのある新作を見せた。

ヴェルサーチ(片岡航希撮影)

 フィナーレでは、1990年代にジャンニさんと仕事をともにした「スーパーモデル」たちが登場。メタリックカラーのドレスに身を包んだナオミ・キャンベルさん、シンディ・クロフォードさんらに、来場者は総立ちで拍手を送った。

ヴェルサーチ(片岡航希撮影)

 日本やヨーロッパの女性アーティストたちが描いた漫画を組み合わせ、新作に落とし込んだのはプラダ。コミックならではの自由な表現の世界に感化されたという。ドレスやコートなどに様々なヒロインが描かれ、女性に寄り添ったコレクションとなった。

プラダ(片岡航希撮影)

 フェンディは、南国への旅から着想した。オーガンディのような透ける素材のシャツには熱帯植物があしらわれている。チェックのスカートを合わせ、鮮やかにコーディネートした。

フェンディ(片岡航希撮影)

 マルニも、やや落ち着いた印象だった先シーズンから一転し、花柄やチェックを多用した服が並んだ。花柄同士であっても、柄の大小やタッチの違いで絶妙に組み合わせてあり、デザイナーの力量を感じた。

マルニ(片岡航希撮影)

 ドルチェ&ガッバーナはブランドを象徴する大ぶりの花柄に加え、野菜、魚、トランプといったユニークな柄も登場させていた。

ドルチェ&ガッバーナ(片岡航希撮影)

 イタリアでは不景気が続き、若者の失業率も高い。華やかな新作は、明るく前に進もうというメッセージのように思えた。

男女合同のショー

 6月のメンズコレクションに参加せず、今回のコレクションで紳士服も発表するブランドが目立った。エトロは、創立50周年を来年に迎えるのを記念して、初めて男女合同のショーを開いた。最後はデザイナーと男女のモデルが一斉にランウェーを練り歩き、にぎやかにフィナーレを飾った写真下。ジル・サンダー、ミッソーニなども男女合同のショーを開催した。

片岡航希撮影

 効率よく発表することでブランドの訴求力を高める戦略のようだ。この流れは今後も続くとみられる。(ミラノで、山村翠)

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