「英国調」は、秋冬の大きなトレンドとなりそうです。なかでも主役になりそうなのが、伝統的なチェック柄。一口にチェック柄と言っても、たくさんの種類があり、この秋は古風なたたずまいのタイプに注目が集まりそう。チェック柄を大人っぽく着るコーディネートのポイントをつかんで、ブリティッシュブームをうまく取り入れましょう。
マニッシュで大人の品格を

もともとチェック柄には英国紳士服のイメージがあります。大人の品格を映すコートやパンツでマニッシュ(男性的)に着ると、新鮮なムードに。柄の種類は比較的、格子が大きめのタイプが大人っぽさを演出しやすいでしょう。パンツなら、グレーやブラウンといった静かな色味にして、トップスは無地のワンカラーを選べばさまになります。アウタ―でまとうと、チェック柄の印象が強まり、きりっとした印象に。花柄ブラウスのようなフェミニンなムードとも相性の良さを発揮します。

たおやかなレディーライク

ドレッシーなトップスやロングスカートにチェック柄をあしらった、フェミニンでたおやかなチェック柄コーデも目につきます。ひじ先にボタンを連ねたり、ウエストにたっぷりのフリンジを垂らしたりといった、細工が華を添えます。装飾的なアイテムの場合は、チェック柄は控えめに。襟なしブラウスやプリーツスカートなどと合わせて、レディーライクに仕上げるのがおすすめです。

遊び心のあるチェック柄×チェック柄

長い歴史のあるチェック柄を、あえて大胆にアレンジする試みも広がっています。たとえば、見栄えの異なる2種類のチェック柄を組み合わせるミックスコーデ。色数を抑えれば、意外におさまりがよくなります。あえて別のチェック柄と重ねることによって、互いの表情を引き立て合う効果も。格子のサイズが違う柄同士を引き合わせるのも面白い趣向。いたずらっぽいムードが漂うので、朗らかさを意識したアイテムで合わせるとまとまりがよくなります。

カジュアルなシャツや真冬のマフラーで知られるチェック柄ですが、様々な雰囲気を宿す柄パターンがいくつもあるので、気分に合わせて使い分けてみて。この秋冬はオーソドックスな柄や渋めの配色が支持を集めそうなので、着こなしのバリエーションに加えやすくなるはずです。