オードリー・ヘプバーン…ウェディングドレスの一番似合う女優

マリ・クレール スタイル

 パリからきたファッション・フォトグラファーが、「日本のオードリー・ヘプバーンを撮影したい」という。だれのことか思ったら宮沢りえのことだった。それなら満島ひかりの方が似ていると思うのだが、どうやら彼らにとって「現実離れした美貌」というのを、ヘプバーンが象徴しているようだ。

 最近フランスの女性たちのウェディング・スポットは、インド洋に浮かぶ楽園の島、セーシェル諸島だときいた。それもフォーシーズンズ ホテルなら、なおさらいい。いわば日本のハワイのようなものらしい。どうやら洋の東西を問わず、結婚式を挙げるなら現実離れのした遥か遠くの島がいい、というのは定番なのだろう。

 そうなると、ウェディングのイマージュ女優として、オードリー・ヘプバーンが登場するというのも、納得がいく。日常を忘れさせてくれる可憐かれんな表情で、貴婦人のようにしなやかに、ドラマティックな世界に誘い出してくれるからだ。

 『ローマの休日』や『昼下りの情事』、それに『ティファニーで朝食を』もそうだが、そのずば抜けてスタイリッシュなファッション・センスは、いつの時代もあこがれの的だ。

 彼女の生涯を見直してみると、たいてい共演者と恋におちていて、『戦争と平和』で出会ったメル・ファーラーとは結婚している。それ以前には、『麗しのサブリナ』で共演したウィリアム・ホールデンに夢中になり、彼女はどうしても彼の子供を欲しかったが、それが無理だと分かるとすぐに熱が冷めている。

 家では料理も得意だったと息子のショーンが証言しているので、可憐な外見に似合わず、キャリアも家庭もストロングで完全燃焼型だったようだ。世界の映画ファンを魅了し続けるアイコンは、実は肉食系女子だったのかもしれない。それが21世紀になっても、まったく魅力が色あせない所以ゆえんなのだろう。

 村上香住子

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