夏の全身ホワイトコーデ 仕事着での使い方

宮田理江のモード日和

 清潔感のある白一色のコーディネートは、汗ばむ夏にぴったり。気品や爽やかさが備わるので、仕事着としても試す価値があります。全身を白でまとめるのは、難易度が高そうだと思いがちですが、着こなしのポイントを、パンツ、スカート、ワンピースのアイテム別に見ていきましょう。

「白パンツ」でアクティブに

JOSEPH 2017春夏ロンドンコレクション

 白のワイドパンツを軸にすると、クールでりりしい姿に仕上がります。白一色だと単調に見えやすいため、ギャザー(ひだ寄せ)を施したアシンメトリー(左右非対称)のトップスで動きを出しています。ベルトを長く垂らして、リラックスした感じを出したのもポイント。全体的にスポーティーで軽快なムードですが、肌の露出を控えたり、ジャケットを羽織ったりすれば、職場でも着られそうです。

「白スカート」でやさしげエレガンス

ANTEPRIMA 2017春夏ミラノコレクション

 ふくらはぎにかかる程度のミモレ丈スカートは、白を選ぶと、上品さが漂います。やわらかな白のニットトップスと合わせ、やさしげなムードを醸し出しました。首に巻いた黒×白のスカーフで白の持つピュアな感じを引き立てているのも、上手なスタイリング。半袖カットソーのようなコンパクトトップスに差し替えれば、オンの装いにも応用が利きます。

「白ワンピース」できちんと感

TIBI 2017春夏NYコレクション

 ワンピースなら最も手軽にホワイトルックを楽しめます。たとえばシャツドレス。シャツのまじめさとワンピースのたおやかさが交じり合い、オンとオフをまたいで活用できます。今年のトレンドの「袖コンシャス」で、カフタンシャツのようなシャツドレスは、白の無垢むくさやすがすがしさがあって、だらしなく見えません。ウエストにベルトを巻くと、きちんと感が加わり、オフィスでも違和感が出にくくなります。マニッシュな靴を合わせてシックにまとめてもいいですね。

 全身を白でまとめたコーディネートは、清潔感や誠実さが漂い、好印象を与えたい場面で重宝します。一口に白と言っても、麻やニットにはそれぞれの風合いがあるので、素材次第で狙ったイメージを演出できます。仕事用として着慣れた白シャツも、今年は裾をウエストにゆるくいれてみたり、垂らしたりしてみて。白のジャケットを羽織れば、かしこまったシーンでも堂々としていられます。手持ちウエアを組み合わせて、自分らしく白を使いこなしてみませんか。

宮田理江
宮田理江(みやた・りえ)
ファッションジャーナリスト

 ファッションブランドの販売員としてキャリアを積んだ後、バイヤーやプレスも経験してジャーナリストへ。海外コレクションのリポートや次シーズンのトレンド予測、着こなしのアドバイスといった原稿執筆のほか、セミナー講演なども手掛けている。著書に「おしゃれの近道」(学研パブリッシング)など。

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