注目の「ダークフラワー柄」着こなしのお手本四つ

宮田理江のモード日和

 夏の日差しに映えるフラワープリントが復活しています。今季は、花柄の甘いイメージを覆す、ダークな色合いに注目。色めいて見えすぎないおかげで、ジャケットやシャツなどのお仕事ウエアとも好相性。幅広いシーンでの着回しに役立ちそうです。

マイケル・コース コレクション(左)、3.1 フィリップ リム(右)

 フェミニンスカート+ダーク

◆Michael Kors Collection(マイケル・コース コレクション)

  ダークトーンの代表的な色合いのくすんだブルーやグレー系を使ったフェミニンなフレアスカート。落ち着いた雰囲気を醸しだし、オンの装いにも活用できそう。ストライプシャツとチェック柄ジャケットの「柄on柄」コーディネートでさらに甘さをそぎ落としています。オフの日はTシャツやスニーカーで合わせると、ガラリとムードを変えられます。

 オフショルダー+黒でクールに

◆3.1 Phillip Lim(3.1 フィリップ リム)

  花柄そのものがあでやかな色使いでも、服の地色をダークカラーにすることで全体がシックに映ります。ベースの黒がかえって花柄のロマンチックさを引き立ててくれます。トレンドのオフショルダーもダークフラワーにすれば、大人仕様の着映えに。人気のオールインワンとフラワーモチーフの組み合わせは、ボーイッシュとフェミニンの組み合わせがこなれた着姿に導きます。花柄をクールに着こなす選択がスタイリングの幅を広げます。

コーチ 1941(左)、アナ スイ(右)

レトロ気分ワンピース+メンズ風シューズ

◆COACH(コーチ) 1941

  ヴィンテージ感を帯びたワンピースにはレトロな風情を漂わせるダークフラワー柄がぴったり。ノスタルジックな花柄が全体にタイムレスな気分を忍び込ませてくれます。トーンを落とした赤やイエローの花柄、葉っぱのグリーンをあしらいながら、黒地に黒リボン、黒レースと、黒を多用して全体を引き締めています。夏は1枚で着て、秋冬はアウターを重ねてと、オールシーズンで出番が増えそう。あえて足元にメンズ風シューズを迎え入れて、別ムードでバランスを取るコーデを意識してみましょう。

肌の透明感を演出 チュール+花刺しゅう

◆ANNA SUI(アナ スイ)

 花柄のミニ丈ワンピースの上からチュールを重ねたスタイリング。透けるチュール素材にフラワー刺しゅうを施すのは、この夏の新顔アレンジ。ロング丈の羽織りものでも、涼しげに仕上げます。チュールの色味がダーク系だと、肌の透明感も引き立ちます。Tシャツ&ジーンズというカジュアルな装いに、こんなチュールを羽織れば、手抜きに見えません。縦長シルエットにすっきりとまとまるのもうれしいところです。

  かわいらしさに渋みが加わったダーク系の花柄は、ガーリー感と落ち着きの両方が手に入ると言えそう。幅広いスタイリングに取り入れてみてくださいね。

※写真はいずれもブランド提供

宮田理江
宮田理江(みやた・りえ)
ファッションジャーナリスト

 ファッションブランドの販売員としてキャリアを積んだ後、バイヤーやプレスも経験してジャーナリストへ。海外コレクションのリポートや次シーズンのトレンド予測、着こなしのアドバイスといった原稿執筆のほか、セミナー・講演なども手掛けている。著書に「おしゃれの近道」(学研パブリッシング)など。

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