『美女と野獣』のベルを演じる エマ・ワトソン

マリ・クレール スタイル

(c)Art Streiber/marie claire

 1990年フランス・パリ生まれ、イギリス・オックスフォード育ち。幼少の頃から演技を学び、10歳の時に『ハリー・ポッターと賢者の石』のハーマイオニー役でデビュー。以後、シリーズ8作目の 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』まで全作品に出演。同シリーズでは数多くの賞を受賞。また、2012年『ウォールフラワー』、13年『ブリングリング』、14年『ノア 約束の舟』、15年『コロニア』と、『ハリー・ポッター』シリーズ完結後も話題作に出演し、着実なキャリアを築いている。

 女優として注目される一方で、シンプルでシックな彼女のスタイルがファッション業界からも注目され、09年にはイギリスのラグジュアリーブランド「バーバリー」の広告キャンペーンモデルに抜擢されている。世界が注目するファッションアイコン、エマ・ワトソンの素顔に迫る。

可憐な少女から大人の女性へと美しく成長

 2011年、『ハリー・ポッター』シリーズが完結し、ハーマイオニー・グレンジャーとしての任務を完了させたエマ・ワトソン。10歳の少女から、20歳の女性へと美しく成長し、世界で最も注目される若手女優の一人として確固とした人気を誇る。『ハリー・ポッター』以後、アートハウス系やハリウッド大作など、様々なジャンルを模索している彼女の動向には熱い注目が集まっているが、最新作はディズニーの『美女と野獣』。これは1991年に大ヒットした同社アニメー ション・ミュージカル映画『美女と野獣』をもとにしたライブアクション映画だ。

 「初めて見たのはすごく幼い時だったと思う。公開されたのが私の生まれた翌年だから。記憶のあるかぎり覚えている一番初めの思い出みたいな感じなの。それがディズニー映画のマジックだと思うのよ。見た瞬間から、すべてがうまくいくという気持ちにさせてくれる。癒やしの力がとてつもなく大きい」と幼い頃から愛してやまないアニメーション版について語る。

 実はエマ、あの話題作『ラ・ラ・ランド』を断って本作に出演した。とにかく『美女と野獣』が大好きだという。そして、主人公ベルと自分との共通点を指摘する。

 「ベルは私の子供の頃のアイドル、一番好きなキャラクターで、この役を演じることが決まる前からアニメーション版に入っていた歌すべてを覚えていたの。ベルと同様に私もパリで生まれた。読書好きというのも、共通点だわ。ベルは私を触発してくれる存在なの。周囲に溶け込めなくてちょっと変わったところがある。でも世界のどこか他のところに自分の場所を見つけることができたの。自分が人と変わった点を有利に使って。それが彼女の強みなの」

(c)Art Streiber

ベルを現実的な人間として描きたかった

 誰もがエマの演技に長い間親しんできたが、歌い、踊るミュージカル映画というのは彼女にとって初めての挑戦だ。

 「プロとして歌うというのは初めてだから当然緊張した。でも素晴らしい先生について練習し、周囲にも心強いチームがついてサポートしてくれたので、安心して歌うことができた。信じられないけれど、今の自分には自信がある。成長できた自分にとても満足しているの。初めは自分の歌声を聴くと不思議な気持ちだった。自分の歌声は聴きなれていなかったから。今では撮影所で自分の歌声を聴くことにも、大勢の人の前で歌うことにも慣れ、すべてうまくいった」と自信を見せる。

 近年のディズニー映画のヒロインたちは、みんな自立し強固な意志を持っており、それが観客を魅了した。ベルも同様だ。

 「まず女性というのは生まれついて強いものだと思うから、意図的に強い女性キャラクターを作ることには意味がないように思える。私が意識したのは、ベルが何をするにしても自分の気持ちに従って決心し行動するという点なの。どのシーンもそうであってほしいと感じた。この映画はアニメーションがもとだけれど、台詞や仕草など、ベルを現実的な人間として描きたかった。アニメーションの風刺になるのを避けたかった」

 さて、シンデレラといえばあのブルー・ドレス、ベルといえばあの黄色のドレス。女子の羨望が集まるあのドレスを着ることについては、「とてもナーバスになったし、ストレスも感じたわ(笑)。なぜってあのドレスはあまりにアイコニックだからよ。期待はとてつもなく大きくなるわ。ベルを演じると友達にいったら、みんなが“あの黄色のドレスを着るの?”と質問してきたの。みんな強い興味を示してくれたわ。期待が大きくなればなるほど、私は意識もするし緊張もするのよ」

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