この春夏は「ストライプonストライプ」 爽やかに着こなすお手本をチェック!

宮田理江のモード日和

sacai(サカイ)

   シャープな印象を生むストライプ(縦じま)が春夏のおしゃれを盛り上げてくれそうです。有力ブランドも相次いでストライプルックを提案しています。

 これまでと違うのは、幅や色の異なる複数の縦じまを組み合わせるスタイリング。「ストライプonストライプ」で、爽やかさをよりアップさせましょう。

NINA RICCI(ニナ リッチ)

NINA RICCI(ニナ リッチ)

 同じ色調のストライプにすると、統一感が生まれます。NINA RICCI(ニナ リッチ)は細い縦じまのシャツに、やや太めのストライプ柄のレザージャケットをオン。バッグもストライプです。

 異なるしまの太さがリズムを生んでいます。素材の質感を変えたのも単調に見せないコツ。裾がレースでフェミニンな印象のスカートと、しまのコントラストが絶妙です。

LANVIN(ランバン)

Courtesy of Lanvin

 ストライプの色みを変えると、さらに動きが出ます。LANVIN(ランバン)はストライプ柄のパンツの上に、ローブ風のゆったりとしたサマーアウターを重ねました。どちらも縦じまですが、羽織り物は細いストライプで軽やかに、パンツは濃い色でシックに。

 柄同士を合わせる「柄on柄」コーディネートのコツは、ボトムスのように引き締めたいところは濃い色、顔回りをはじめ、明るく見せたいところは白を多めに配することです。

sacai(サカイ)

sacai(サカイ)

 白とブルーを響き合わせた、いわゆる“マリン調”のストライプは、見るからに涼やかです。sacai(サカイ)は、ブルーの幅やトーンを上下で変えて、それぞれの表情を引き立て合う仕掛けにしています。

 トップスは着丈が長く、縦に流れ落ちるようなイメージ。ショートボトムスのストライプは細幅で引き締め効果をアップさせています。同じマリン調でも、横じまのバスクボーダーよりスレンダーに見せてくれます。

BALMAIN(バルマン)

BALMAIN(バルマン)

 いくつもの色を取り入れたマルチカラーのストライプは今シーズンの注目パターンです。BALMAIN(バルマン)のロングドレスはテラコッタやパープル、ピンク、アイスグリーンなどの華やいだ色を重ねて、ポジティブなムードを感じさせてくれます。

 首に掛けて長く垂らしたストールもストライプのように見えます。襟元やウエスト、トップスの裾など、ところどころにあしらわれた黒の横ラインがストライプをいっそう際立たせており、流れ落ちるような優美な縦長シルエットを完成させました。

「ストライプonストライプ」でキリリと

 「ストライプonストライプ」の良さは、キリリとした雰囲気やほっそり感を強調してくれるところ。一見難しそうな「柄on柄コーデ」ですが、スカーフや靴などは取り入れやすそうです。いろんな縦じまアイテムでマッチングを試して、春夏のおしゃれをドラマチックに演出してみてくださいね。

宮田理江
宮田理江(みやた・りえ)
ファッションジャーナリスト

 ファッションブランドの販売員としてキャリアを積んだ後、バイヤーやプレスも経験してジャーナリストへ。海外コレクションのリポートや次シーズンのトレンド予測、着こなしのアドバイスといった原稿執筆のほか、セミナー講演なども手掛けている。著書に「おしゃれの近道」(学研パブリッシング)など。

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