絵で振り返るファッションの変遷 竹久夢二と長沢節の企画展

竹久夢二「湖畔の秋」1927年

 国内ファッションの変遷を、竹久夢二、長沢せつという絵の名手の作品で振り返る展覧会が、東京都文京区の美術館で開かれている。

 竹久夢二美術館の「夢二が描く大正ファッション」は、現代のポップカルチャーにも影響を与える竹久夢二の企画展。大正から昭和初期の女性の装いを描いた絵など約200点を展示。

 着物に洋風の髪形など和洋折衷の装いを楽しむ姿が興味深い。絵は、今のファッション誌のように装いの参考になっていたという。

 併設する弥生美術館では、「生誕100年 長沢節展」を開催。長沢はファッションイラストレーターの草分けで、山本 耀司さんや花井 幸子さんなどのデザイナーやイラストレーターを多数育てた。1950~90年代の装いを繊細な筆致で描いたスタイル画など約300点を紹介。反権威主義をテーマに、67年に長沢が主宰したファッションショーも再現する。

竹久夢二「湖畔の秋」1927年 長沢節が1960年代に描いた女性デッサン
長沢節が1960年代に描いた女性デッサン

 両展とも6月25日まで。一般900円で両展を観賞可。問い合わせは竹久夢二美術館(03・5689・0462)、弥生美術館(03・3812・0012)へ。