【お悩み相談】職場でいつもイライラ…感情のコントロールができません

お悩み相談は、キャリア、恋愛、仕事と子育ての両立……働く女性の悩みや不安に、人生経験豊富な「お悩みアドバイザー」が回答します。

30歳女性会社員です。
最近、昇進したのですが、職場でいつもイライラしています。
後輩の仕事ぶりやミスがどうにも気になり、きつく注意をしてしまいます。
いままでこんなに怒りっぽかったのか?と自分でも驚いています。
このままではとっつきづらくて怖い人になってしまうので、この性格を直したいのですがどうにも感情がコントロールできません。アドバイスを頂けたら幸いです。
(ハンドルネーム:ルル)

A: 「自分の価値観を押し付けているかも?」と考えてみましょう

大手小町・お悩みアドバイザー・丸田佳奈「最近昇進した」とのことですが、ルルさんは後輩や部下を持つのが初めてなのではないでしょうか。そして、30歳で昇進したことから、とても仕事がデキる人とお見受けします。つい最近までは自分が下の立場だったので、「自分の時はこうだった。自分ならこうする」とより具体的に考えてしまい、後輩との差でイライラしてしまうのではないでしょうか。

ただ、ルルさんのとても良いところは、それを後輩に強要するのではなく、イライラする自分をコントロールしたいと客観的に見られているところだと思います。感情をコントロールできずそれを正当化していたり、一方的に相手に改善を求めたり、自分の感情に責任をもたない上司が多い中、上司としての才能がある方だと思います。

「アンガーマネジメント」という言葉を聞いたことがありますか。怒らない状態を目指すのではなく、その場面場面で必要に応じて怒れるようになる、感情コントロールのトレーニングです。アンガーマネジメントの良いところは、客観的に自分の怒りをみることができるようになることです。そのため、不必要な怒りを感じたり表出させたりすることが減ります。

まずは、「〇〇すべきだ」という考え方を変えていく必要があります。そう言われて自覚はないかもしれませんが、後輩の行動や仕事内容に「なんでそうなる……」と思うことは実は多いのではないでしょうか。それは「こうすることが理想」とか「自分ならこうする」というものが背景にあるからです。自分の価値観ややり方を押し付けているかもしれない、と立ち止まって考える必要があります。そうすれば、たいていのことは後輩のやり方として尊重でき、怒りが湧かなくなるでしょう。

もう一つ。おそらく、ルルさんは後輩を自分と対等に見ていると思われます。だから自分と同じハードルを課してしまっているのではないでしょうか。相手は後輩です。ルルさんの方が何年も多く経験しているのです。後輩はできなくて当然です。そういった心の余裕を持つことも重要だと思います。面倒を見てあげなきゃとか、後輩がかわいいと思って接すると、向こうもなついてきてくれるでしょう。少しずつ、後輩をかわいいと思えるようになりましょう。

怒りの感情は衝動的に湧いてくるので、気づいたら相手をしかっているということが多いでしょう。一度立ち止まって考える癖をつけましょう。まずは数秒から。それは本当に必要な怒りなのか、可能なら翌日まで自分の中で考えてみてもよいと思います。私は、できるだけエピソードだけを客観的に話すようにしながら、信頼している人に自分の怒りの感情について意見を求めることもあります。他人からの評価が加わることで、自分の価値観を冷静に見られるからです。

最後に、どんなにアンガーマネジメントのスキルを身に付けても、心身が健康でなければ怒りをうまくコントロールすることはできません。睡眠不足や、過度な疲労の蓄積、仕事以外で抱える大きなストレスなどがあっては、正常な精神状態でいられないのは当たり前です。後輩と向き合っている時以外の自分の体調や感情も、一度振り返ってみましょう。

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産婦人科医・タレントの丸田佳奈さん
丸田佳奈(まるた・かな)
産婦人科医、モデル、タレント

 1981年8月生まれ。北海道網走市出身。日本大学医学部医学科卒業。2007年度「ミス日本ネイチャー」を受賞する。現役の産婦人科医という立場から、テレビ・ラジオや雑誌などでコメンテーターとして活躍中。17年に第1子を出産。著書は「キレイの秘訣ひけつは女性ホルモン」(小学館)、「間違いだらけの産活」(学研プラス)。

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