【お悩み相談】仕事ができそうに見られて辛い…後でガッカリされる

お悩み相談は、キャリア、恋愛、仕事と子育ての両立……働く女性の悩みや不安に、人生経験豊富な「お悩みアドバイザー」が回答します。

広告会社で働く29歳。入社して営業部門で6年経験を積み、人事異動で3か月前に企画部門へ配属されました。なぜか「仕事ができそう」に見られることが多く、異動して間もなく、新規プロジェクトのリーダーや後輩の指導を任されて困っています。
背が高いこと、営業をやってきた経歴、口数が少ない性格のせいか、「頼りがいがある」と勘違いされるみたいです。でも、実際は要領が悪く、決断力もなく、チームを引っ張る統率力なんてみじんもありません。
最近になって、「せっかく期待してたのに」「もっとしっかりしてくれ」などと上司から注意されます。勝手に「できる女」と持ち上げて、後でそうでもなかったとガッカリされると、情けない気持ちになります。「できない」と思われるのもしゃくですが、「仕事ができそう」と思われるのが辛いです。勘違いされない方法はないでしょうか。(ハンドルネーム:ねむの木)

できる女と思われてつらい、という悩みを持つ29歳女性
写真はイメージです

A:「褒める」モノサシを自分ではなく、相手に求めているからでは?

人生でたった2年間ほど、私はわりと大きな会社で事務系総合職をしていたのですが、そのときの記憶がトラウマのようによみがえりました。

「期待しているよ」と部長に言われるたび、日に日にげっそりしていったのは周りだったからです・・・・・・。私がデキル女に見えたかはさておき、仕事のできなさっぷり、期待の裏切りっぷりといったらなかったのです。

私の場合は、自分の未来を見つけられそうになかったので、若さと勢いで早々に離脱してしまいました。ねむの木さんが好きでその業種に就いているのなら、鉄ゲタをはいて仕事しなくてはならない星の下に生まれたのかも・・・・・・、と自分を設定してしまうのも、ひとつの手です。

たとえば、長女なら長女に期待される立ち居振る舞いがあるように。環境や周りの目が決めていく個人の立ち位置(力量も含みます)は必ずあります。

ねむの木さんには、「できる女」という世のきびしい視線と試練が、最初から鉄ゲタとして課せられています。それは見えないハンデのようなもので、鉄ゲタで最初からスイスイ歩けないのは当然なのに、周りは「勝手に」ガッカリします。それにつられて、ねむの木さんがぐったりしなくてもいいのではないでしょうか。

ガッカリしたのは「他者」です。評価なんて頼んでないのに他者の「勝手な」言動で、ねむの木さんがザワつくのはなぜなんでしょう。

褒めるというモノサシを、自分ではなく相手に求めてしまっているからではないでしょうか。「褒めて!」を相手に求めたら、きりがない。人によってモノサシの尺度は違うし、欲に天井はない。しかも、ねむの木さんは、「私にハナから『いいね』をくれるな!」と思っている、自分にきびしい昨今貴重な方なのです。

自分を「できる女」と思っていないのは、ねむの木さんの自己評価です。客観的に自分を見つめられる目と、負けず嫌いな面もお見受けしますので、上を目指せる方の典型のように私は感じました。かっこいいです。まだ29歳なのに。私には、もう十分にいい女に見えます。

坂本和加
坂本和加(さかもと・わか)
コピーライター

1974年、宇都宮市出身。コピーライターの一倉宏氏に師事し2016年独立。合同会社コトリ社代表。代表作に「カラダに、ピース。」「健康にアイデアを」「行くぜ、東北。」「WAON」「イット!」など。作詞「いっこにこだっこ」(Eテレ『いないいないばあっ!』番組内)。著書に『あしたは80%晴れでしょう』(リトルモア)など。東京コピーライターズクラブ会員。日本ネーミング協会会員。

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