【お悩み相談】彼女と同棲する男性と恋に落ちた…男心が知りたい

お悩み相談は、キャリア、恋愛、仕事と子育ての両立……働く女性の悩みや不安に、人生経験豊富な「お悩みアドバイザー」が回答します。

派遣・パートをしている30代女性です。彼女がいる男性を好きになってしまいました。相手の男性は同じ趣味のグループの一人で、彼と彼女は仕事も一緒で8年同棲どうせいしており、ほぼ内縁のような関係です。私は彼女と面識はないですが、交友関係はみんなつながっています。
きっかけは8か月ほど前にさかのぼり、彼の一目ぼれからの猛アプローチでした。彼女がいることも知っていたので、ずいぶん長いこと、”対象外”と告げてお断りしていました。しかしその間も趣味を通じて月に1回は顔を合わせ、深く話をしていくうちにひかれていってしまいました。私は新日本プロレスが大好きで、彼も同じ。ここでも彼との共通点ができてしまい、いつしか彼と月1回会える日が楽しみになっていました。
ただ彼は彼女と別れる選択肢はないと思うんです。彼はきっと家族のようになってしまった彼女との関係性にマンネリを感じ、刺激がほしかったのだろうと思います。8か月もめげることなくアタックしてくる彼のガッツには脱帽ですが、私自身も彼を好きになってしまった以上、この先どうしたらいいのか悩んでいます。
本気には本気で応えたいのが本心ですが、先が見えない分、自分の時間も無駄にしたくないと思っています。 男性は浮気心が本気になることはありますか? また、最初は出来心だったとしても、相手次第で本気になることはあるのでしょうか? 男心がわからなすぎて答えが出せません。(ハンドルネーム:もも)

A. 愛する人が大切にすることを大切にしたい

大手小町のお悩み相談に回答する映画監督の安藤桃子さん
大手小町のお悩み相談に回答する映画監督の安藤桃子さん(c)Takashi Kurokawa

インドの王「マハラジャ」や一夫多妻性の国ならいいですが、ここは日本、令和4年。悩むお心、お察しします。

「男心」と「女心」と、心を分けて考えると、理解不能な沼が発生しそうですね。でもこれを、「人の心」と考えてみると、少し歩み寄れるかもしれません。いったん、恋する心、好きという気持ちと、状況とを切り離して考えてみてください。本来「好き」という心そのものには、良いも悪いもないです。とりあえず、その美しくあたたかな感情は否定せずに、大切に胸に置いてみてください。

ももさんは恋愛を分析していらっしゃるように感じました。彼は8か月もめげずにアタックし続けた情熱家ではありますが、まだ彼女と同居しているのですよね? 彼女に、ももさんを好きになったと、告白はしていませんよね? 本気でももさんを愛しているのなら、まず自分の身辺をクリアにしてから、行動に移すのがハッピーエンドへの道筋なのではないかと思います。長年付き合ってきた彼女にもそれがケジメであり、優しさだと思うのです。ももさんに対してもケジメをつけずに告白するから、ももさんは悩んでいるのでしょう?

恋というのはどんな状況であっても、どんなに理性でおさえようとしても、つける薬がないのが人のさが。言い換えれば、恋は本来、何でもできちゃう魔法のエネルギー源。例えば、ギャンブルがやめられず、親に借金してまで明け暮れていた人が、真面目な女性に恋をした途端、ギャンブルをスッパリやめて就職し、親に借金も返した、というエピソードがあるくらいです。恋をすると、「その2人だけじゃなくて、周囲もみんながハッピーになる!」というのが本来。最高に幸せで、自分の思い描いた以上の幸福に昇ってゆくのが恋愛ではないでしょうか。

浮気心なのか、本気なのかは彼にしかわかりません。彼女だって身を固めたいかもしれませんし、幸せになりたいはず。彼が大人で、世話になった彼女も、好きになったももさんのことも本当に大切にするならば、何をすべきかわかるはずです。愛する人、大切な人が大切にすることは、自分も大切にしたいという心が、愛することの基本だと思います。

私たちはみんな、「真実の愛って?!」「本当の愛ってなに?!」ということを人生を通して学び、知るために生まれたと言っても過言ではないくらいです。そうじゃなかったら、こんなに愛をテーマにした映画も小説も生まれないはず……。

エゴでも、損得でも、利己的でもない、純粋な「愛」に基づいて歩もうとすれば、必ず本当の幸せに出会えるはず。3人全員が幸せになる道が、あるはずです。

安藤桃子さんのお悩み相談回答はこちら

大手小町のお悩み相談に回答する映画監督の安藤桃子さん
安藤 桃子(あんどう・ももこ)
映画監督

1982年、東京都生まれ。高校時代よりイギリスに留学し、ロンドン大学芸術学部を卒業。その後、ニューヨークで映画作りを学び、助監督を経て2010年「カケラ」で監督・脚本デビュー。14年に、自ら書き下ろした長編小説「0.5ミリ」を映画化。同作で報知映画賞作品賞、毎日映画コンクール脚本賞、上海国際映画祭最優秀監督賞などを受賞し、国内外で高い評価を得た。「0.5ミリ」の撮影を機に高知県に移住。ミニシアター「キネマM」の代表や、表現集団「桃子塾」の塾長、ラジオ番組「ひらけチャクラ!」(FM高知)のパーソナリティーも務めている他、子どもたちが笑顔の未来を描く異業種チーム「わっしょい!」では、農・食・教育・芸能などの体験を通し、全ての命に優しい活動にも愛を注いでいる。また、有機農産物の作り手が集う出店イベント「高知オーガニックフェスタ」の実行委員長に就任。初のエッセイ集「ぜんぶ 愛。」(集英社インターナショナル)が大好評発売中。

あなたの悩み、アドバイザーに

相談してみませんか?

お悩み相談募集中

Keywords 関連キーワードから探す