【お悩み相談】素直に笑って泣いて日々を過ごすにはどうしたらいい?

お悩み相談は、キャリア、恋愛、仕事と子育ての両立……働く女性の悩みや不安に、人生経験豊富な「お悩みアドバイザー」が回答します。

現在、ステージIVのがん闘病中の女性です。治療しながら終活をしています。
まだ体が動くので、スポーツをしたり旅行に出かけたり、割と普通の生活を送っていて、幸せです。
でも時々、「もうすぐ死んでしまうなら、何をしても無駄かも」という気持ちになることもあります。
投げやりな気分になった途端、不思議といろいろなことに腹が立ち、気持ちがすさみます。
怒ったり恨んだりして過ごす時間をできるだけ少なくし、素直に笑って泣いて日々を過ごしたいと心から思います。
どのようにしたらヤサグレた気持ちから抜け出し、穏やかに日々を過ごすことができるのか、アドバイスをいただけますでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。
(ハンドルネーム:れん)

A: 今日できることを、明日に延ばさず、一日一日を全力で生きましょう

大手小町のお悩みアドバイザー、プロレスラーの棚橋弘至さん

れんさん、初めまして。新日本プロレス「100年に一人の逸材」棚橋弘至です。今回、お悩みを読ませていただき、一番長く答えを探したように思います。そして、僕の中に答えがないことに気がつかされました。

れんさんの置かれている状況を思い浮かべようとしても、どうしてもそこに辿たどり着けないのです。けど、人が残された時間を思うとき、どう生きようかと考えることはできます。そして、僕の答えが出ました。「全力で生きる」でした。1秒を。1分を。1時間を。1日を、全力で生きる。寝る前に「今日は全力で生きられたかな?」と思い返すことが僕のルーティンになっています。具体的には「今日できることを、明日に延ばさない」ことを一つの判断基準にしています。

れんさんにも、ぜひ挑戦してほしいと思います。人は残された時間を思うとき、悲しみがあふれるのだと思います。ならば、反対に充実した日々を思う時間には、喜びを感じられます。

あと、スポーツをしたり、旅行をしたり、楽しむ時間を過ごしながら、何か、人のために使う時間もあるとよいと思います。僕がプロレスを通して学んだことの一つに「人の喜びを自分の喜びに」というものがあります。プロレスを見て楽しんでくれる人がいることが、リング上でのパフォーマンスを、さらに引き上げてくれるからです。分かりやすく言うと、人のために何かをしようとするときの方が力が出るのです。

人の記憶に残ることが生きた時間の証明になります。時間とは人の記憶なのです。

「終活」という言葉には悲しみが付いてきますが、周りの方々に「ありがとう」を伝える時間にしましょう。れんさんにとって大切な時間になると思います。

今回、こうしてご相談をしてくれたことにより、僕の中にれんさんは存在します。ご相談のポイント、怒ったり、恨んだり、悲しんだりしてしまうことを、僕は悪いこととは思いません。でも、それ以上に、喜んだり、笑ったりする時間を増やしてください。

「濃く生きる」ことは今からでもできますから。こうして文章を書き終えたのが夕方です。今日の残りの時間を、れんさんって、どんな方かなぁと思いながら過ごします。もし、街やプロレス会場で棚橋を見かけたら、「れんです!」と伝えて下さい。

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プロレスラー 棚橋 弘至
棚橋 弘至(たなはし・ひろし)
プロレスラー

 1976年生まれ、岐阜県出身。立命館大学在学時代にレスリングを始め、新日本プロレスの入門テストに合格する。大学卒業後、新日本プロレスに入門。1999年に真壁伸也(現:刀義)戦でデビュー。2006年にIWGPヘビー級王座決定トーナメントで優勝。プロレスラーとして活躍する一方で、バラエティー番組などに多数出演。16年にベストファーザー賞を受賞、18年には映画『パパはわるものチャンピオン』で映画初主演など、プロレス界以外でも活躍している。

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