【お悩み相談】職場のファッションリーダーだった私、鏡見てがっかり

お悩み相談は、キャリア、恋愛、仕事と子育ての両立……働く女性の悩みや不安に、人生経験豊富な「お悩みアドバイザー」が回答します。

39歳、会社員です。おしゃれが好きで、大学生の頃から服にお金を多く使ってきました。美容院やまつ毛パーマにもこまめに通って身だしなみにも気をつけてきました。
すてきに年を重ねているアラフィフ(50歳前後)のスタイリストさんにあこがれ、彼女のようになれたらと思ってきましたが、最近、自分には無理だと感じるようになりました。
40歳が近づき、だんだん肌のハリがなくなり、シワやシミが目立つようになりました。目もともたるんできたのか、アイラインがひきにくくなってきてショックです。髪のつややコシもなくなってきたように思います。鏡を見るとがっかりしてしまいます。
出産後、体重も減りにくくなり、背中に肉がついて、気付けばセーターが似合わない体形になっていました。一目ぼれして買ったものの、ウエストがきつくて、タンスの肥やしになっているスカートも2着あります。理想と現実のギャップが大きくて、大好きだった買い物も楽しめなくなってきました。同僚や先輩社員から「オシャレ番長」「ファッションリーダー」などと冗談半分でも言われていた頃は、いまや遠い昔のこと。加齢に伴う体の変化に、心が追いつきません。私はどんな気持ちで過ごしたらよいでしょう。まだ、すてきになれますか。
(ハンドルネーム:マリーゴールド)

大手小町のお悩み相談に回答するモデルの押切もえさん

A:モヤモヤするより、ちょっとずつ努力。好きな自分になるために

こんにちは。ご相談をありがとうございます。

わかります。肌や体形に変化が出てきて驚いたり凹んだりした経験、私も何度もあります。

年齢を重ねるにつれて理想と現実のギャップが大きくなったということですが、とくにマリーゴールドさんは若い頃ファッションを楽しまれていた分、そう思われるのかもしれませんね。

そして出産を経験したというのも大きいのでしょうね。妊娠中から身体に大きな変化がある上に、育児が始まる産後はそれまでよりも自分の時間がぐっと限られますし、意識を高く持ちたくても、なかなか思うように動けないということもあります。(私の場合は、1人目の出産後にこの点でとても葛藤しました……)

年を重ねることによる体の変化にどういう気持ちで向き合うか。

私もモヤモヤした時がありますが、若い頃にあったものを失ったと嘆くより、それを受けいれてちょっとずつでもプラスに考えるようにしたら、年を重ねるのも悪くないな、と思えるようになりました。

マリーゴールドさんはちょっと悲観的になっておられるようですが、言霊を信じて、自分に対してできるだけネガティブな言葉は使わず、良い面を探してポジティブな言葉を使ってみる、というのはいかがでしょうか。

その中で、「良い意味で」という言葉を使ってみるとか。例えば顔に対してなら、10年、20年前よりもキュッと上がった感じはなくなったとしても、「良い意味で」キツさが抜けて穏やかになった気がする、と考える。洋服なら、マーメイドラインのスカートなどを背伸びして着ていた頃よりも、「良い意味で」丸みのあるラインが出るようになったと表現する……などです。

そして、それでも現状に納得がいかないようなら、やはり、ちょっとずつでも努力してみる。もしも今、何にも運動をされていない状況なら、毎日10〜15分の簡単なストレッチや、鍛えたいポイントに効くトレーニングを取り入れて1か月続けてみるだけでも結果が出ると思います。

2人目出産後の私も、少し前から体調と姿勢を良くするために、朝か寝る前に10分ぐらいのストレッチと呼吸を始めたのですが、短い時間でもスッキリするので続いています。とくに鍛えていなかったところ、意識していなかったところほど「伸びしろ」があるのでうれしい。

ポジティブな声がけも、簡単なトレーニングも、コツは楽しむこと。そして、共通する点は自分と向き合えること。

きっとマリーゴールドさんは理想があるから、それとは違う現実に悲観してしまうのだと思います。ですが、誰と比べるでもなく、1日の中のほんの少しの時間でいいからそのままの自分の良いところを探して、褒めてあげるのも良いのではないでしょうか。

そしてさらに余裕があったら、落ち込んでしまった今を転機だと思って、より、自分の好きな自分になるためにほんの少しの時間と手間を使ってあげてみてください。応援しています。

押切もえ(おしきり・もえ)
モデル、小説家

 1979年生まれ。千葉県出身。雑誌「Popteen」などの読者モデルを経て、女性誌「CanCam」、「AneCan」の専属モデルとして活躍。2013年小説「浅き夢見し」で小説家デビュー。16年には小説「永遠とは違う一日」が山本周五郎賞にノミネートされた。15年、16年、17年と3年連続で「二科展」で入選するなど、多方面で才能を発揮している。

あなたの悩み、アドバイザーに

相談してみませんか?

お悩み相談募集中

Keywords 関連キーワードから探す