【お悩み相談】勤務10年以上、いつまでも「若手」にうんざり

お悩み相談は、キャリア、恋愛、仕事と子育ての両立……働く女性の悩みや不安に、人生経験豊富な「お悩みアドバイザー」が回答します。

30代の女性です。私の勤める会社は、いわゆる斜陽産業です。毎年、採用される新入社員の数は減り続け、もう10年以上勤務している私が、20人ほどの職場でずっと下から3番目でした。そして、先月、2人しかいない後輩の1人が転勤し、2番目に“降格”しました。
体育会系気質の職場は、雑務や掃除などは若手がするものという暗黙のルールがあります。仕事が立て込んで忙しくても、会議用のコピー、資料集め、ゴミ捨てなどの雑用を押しつけられることもあります。職場の電話が鳴れば、「さっさとお前が取れよ」という空気が漂っています。
仕事面でも、後輩の指導などを通してリーダーシップやスキルを身につけ、成長していくものだと思いますが、私にはそうした機会も与えられず、いつまでも下働きで上司や先輩たちのサポートばかり。この先もこの状態が続くかと思うとげんなりします。どうやってモチベーションを保てばいいでしょうか。
(ハンドルネーム:赤ずきん) 

職場でお茶を出す女性社員
写真はイメージです

A:プラス目線で物事を考えるくせをつくってみる

 赤ずきんさん、こんにちは。

どこにでもありそうなお話です。つい最近、仕事を持つママ友も「私の成長曲線は眠ってる」と嘆いていました。愚痴りたくなるのもわかります。でもそれは、赤ずきんさんがネガティブ思考のループに入ってしまっているだけです。せっかくですので、そのマイナス目線から抜け出してみませんか?

ネガティブとポジティブ、正と負、光と影、いろんな言い方がありますが、対になっている言葉はいつも表裏一体です。ネガティブ側からマイナス目線で物事を考えるのではなく、その反対側、ポジティブなほうに回って考えてみる、プラス目線のクセをつくってみるととても楽になると思います。 

おすすめの枕詞は、「ありがたい」です。
ありがたいなあ、斜陽産業なのに潰れずにいてくれて。私のあふれる能力を温存させてくれて。は〜、今日も天気でビールがおいしい…、などなど。「ちょっとウケる」というレベルで良いのです。ありがたい、につづく下の句を探しながら日々を過ごしてみてください。 

下を見ろ、と言っている訳ではないですよ。それではまだネガティブ思考です。

いま起きている事象を、「ありがたがって、楽しんでみる」ことです。対象は不問、妄想で十分です。「ありがとう部長、今日も私のために元気でいてくれて…」そう思えたら、もう“ありがたがり屋のプロ”です。 

じんわりと、赤ずきんさんを見る周りの目に変化を感じるはずです。他人からは、なんか楽しそうな人に映りますので当然です。するといろんな良いことが集まってくるから不思議です。 

サラリーマンという仕事はありません。

(1988年/西武セゾングループ/糸井重里)

当時はバブル時代ですから、ドキッとした方も多かったと思います。今も、そうですよね。仕事の本質をついています。赤ずきんさんは、どんな職種に就いているのでしょうか。営業なり企画なり、いただいた肩書き(=仕事)に感謝して「自分にできる、いちばんいいこと」を見つけて楽しくやってみてください。 

ありがとうをもらう側になれば、チャンスは向こうからやってきますよ。

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坂本和加
坂本和加(さかもと・わか)
コピーライター

1974年、宇都宮市出身。コピーライターの一倉宏氏に師事し2016年独立。合同会社コトリ社代表。代表作に「カラダに、ピース。」「健康にアイデアを」「行くぜ、東北。」「WAON」「イット!」など。作詞「いっこにこだっこ」(Eテレ『いないいないばあっ!』番組内)。著書に『あしたは80%晴れでしょう』(リトルモア)など。東京コピーライターズクラブ会員。日本ネーミング協会会員。

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