20代半ばの会社員です。職場での容姿の話題に辟易しています。
既に家庭を持ついい年の大人たちが、職場の女性たちやお客様の容姿ランキングを作っています。一緒に楽しむ女性もいます。中には男性たちをたしなめている女性もいますが、怒られることすら楽しんでいる男性もいます。
私も容姿のことを誰かと比較されたり、遠回しにばかにされたりして、何度か「失礼ですよ。恥を知ってください!」と言ったのですが、比較的若い女性にきつく言われたのが構ってもらえたようでうれしかったのか、あるいは意外だったのか、逆に味を占めてしまい何度も同じことを言われました。
私としてはそういうことではなく、単に失礼だから、仕事に関係ないから、という理由なのですが、なかなか理解してもらえません。仕事もお客様のことも好きなので辞めたくないのですが、ストレス源になっています。中小企業なので、セクハラ窓口などはありません。どうしたらよいのでしょうか。
(ハンドルネーム:秋冷)
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A:「残念な人たち」をなるべく意識せず、現状をプラスのエネルギーに変えてみましょう
秋冷さん、はじめまして。新日本プロレス、100年に一人の逸材、棚橋弘至です。お悩みの内容、読ませていただきました。これは……もう学生のノリですね。そう言ったら学生の方に失礼かもしれませんが、小学生のときの僕が、好きな女の子の気を引きたくてわざとちょっかいを出していたのを思い出したくらいです。今の時代、秋冷さんがおっしゃるように、容姿をからかうことは完全にセクハラに当たると思います。辟易するのも当然ですね。
さて、「こういった状況をどう解決するか?」または「自然と気づかせるか?」というのは、とても難しいと思います。なぜなら、彼ら男性社員は、悪いこと・失礼なことをしているという罪悪感よりも、仲間内の楽しみが上回ってしまっているからです。
僕は「残念だなー」と感じる人たちに出会ったとき、その方たちの未来を少し想像してみます。「仕事に関しても大成しないんだろーなぁー」とか「そのご家族、ご両親も悲しいだろうなぁー」とか「自分で自分の未来を閉ざしてるなぁー」とか、etc…。
そのあとは【残念な方たち】というフォルダーにまとめて入れておきます。そして、そのフォルダーはずっと開きません。仕事場が一緒という状況は変え難いですが、その方たちを意識しない、もしくは、関心を減らすというやり方はできると思います。
繰り返しになりますが、容姿をどうこう言うことは良くないことだという常識は幼少期や学生時代に学んでおくものです。ましてや、お客様ですよね。お客様がいらっしゃるから売り上げがあり、生活ができているという感謝を思い出してほしいところです。
秋冷さんは、大変ですが、お客様への感謝の気持ちを忘れずに、他のみんなの分まで「私が感謝の気持ちを表す」という使命感に変えてみてください。
仕事をしていく上で一番大切なことは「やりがい」だと、僕は考えています。プロレスラーとして、プロレスを楽しんでくれているお客様の顔をリング上から見るときが一番幸せを感じる瞬間です。
秋冷さんは、今のシチュエーションを「私がやらなきゃ」というプラスのエネルギーに変えることが、次のステップに進む方法だと思います。
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