アラフォーの会社員です。愛想の良い女性になれません。苦しいです。
何度か転職しましたが、今の職場でこれまでで最強のゴマすり職員がいて辟易しています。
彼女は上司の指示には笑顔で「はーい。わかりました♪」と言いますが、裏では「言ってること分からない」など裏表があります。業務の内容なのだから、分からないのなら素直にそう言えば良いのではと私は思うのですが……。
会議の時も「皆さんに合わせます」「意見はありません」と言いつつ、会議後に上司に近づいて「あのね~」と、参加者から離れてゴニョゴニョ。
この職場に来るまでは、そのような人がいても必ず私の理解者がいました。しかし、今の職場は女性は彼女と事務員2人、他は全て男性で、最近あからさまに男性陣の態度に差が出てきました。
世間でもよくあることとはわかっていますし、頭では人それぞれの個性とも理解しています。でも職場で笑顔がつくれなくなってきました。どうか心穏やかに過ごせるようなアドバイスをいただきたいです。
(ハンドルネーム:すずりん)
お悩み相談は、キャリア、恋愛、仕事と子育ての両立……働く女性の悩みや不安に、人生経験豊富な「お悩みアドバイザー」が回答します。
A:人を見て一喜一憂せず、自分に自信が持てることを見つけましょう
「あからさまに男性陣の態度に差が出てきた」という文から、すずりんさんは、彼女の女性としての態度や扱われ方にイライラしているのではないでしょうか。ゴマすりする人だから、という理由ではない気がします。
異性にだけ「はーい、わかりました♪」と、あからさまに態度を変えるぶりっ子女。おそらく年齢は自分と同じか、むしろ少し若いと思われます。また、彼女の悪い部分を見抜けずにチヤホヤしているのは見る目がない男性陣のはずなのに、すずりんさんの嫌悪の対象はその彼女だけのように読み取れます。
すずりんさんは、その女性の若さやぶりっ子に嫉妬しているんだと思います。
良いか悪いかは別として、日本の社会では、女性は「若さ=魅力的」と捉えられる部分があると思います。自身の年齢にかかわらず、とにかく若い娘がよいという男性もいます。そんな社会の中で女性が徐々に年をとると、若い女性の態度や男性からの扱われ方に嫌悪感や、理不尽さを感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、どんな女性でも確実に年をとります。若い年代の女性は途切れることなく次々と現れます。いつまでもそれにとらわれている方が損だと思いませんか。
今のすずりんさんは、自信を持てることがありますか。若さでは勝てなくても、自分には彼女にはないこういった魅力がある、という自信が持てたり、自分の生活が充実していたりすれば、彼女の存在があまり気にならなくなると思います。勘違いでも、思い込みでもいいんです。気配りが人一倍できる。仕事が圧倒的にできる。料理がうまい。オシャレ。生きがいや趣味がある。家族を大切にしている。大親友がいる――。「なんであんなに彼女のこと気にしてたんだろう」と思えるくらい、夢中になったり自信が持てたりすることを作るのをおすすめします。
また、職場に理解者がいるかどうかは関係ありません。すずりんさんの生活のどこかに、理解者がいればいいんです。
彼女のことを常に気にしすぎて笑顔もつくれなくなっている今の生き方は真逆です。人への嫉妬は意外と他人から見えるものです。愛想も悪い。他の女性に嫉妬している。そんな状態では、職場の人はすずりんさんに更に寄り付きにくくなってしまいます。
他人を見て一喜一憂し続けても、自分には何も残りません。年をとればとるほど個性は光ります。自分次第でその感情も変わると思いますよ。
あなたの悩み、アドバイザーに
相談してみませんか?