【お悩み相談】思わぬ人事異動に悔しい思いをしています

お悩み相談は、キャリア、恋愛、仕事と子育ての両立……働く女性の悩みや不安に、人生経験豊富な「お悩みアドバイザー」が回答します。

アラサーの会社員です。半年くらい前に、プロジェクトを初めて任されました。
スタートした時は「任せてもらえた」喜びと同時に責任も感じ、来年のゴールを目指して仕事を着々と進めてきました。未経験のことも多かったため、段取りも先輩に教えてもらいました。
順調に進んでいたのですが、先日、所属長から他部署への異動を告げられました。
プロジェクトは道半ばのため、異動の理由を所属長に尋ねても、はっきりと答えてもらえませんでした。仲が良い先輩たちに不満を訴えると、「うちの会社では、数年ごとに若手の配置換えをする。いろんな経験を積んでもらいたいからだと思う」と教えてくれました。
その方針は理解しましたが、「それだったらなぜ、異動が予定されている私にプロジェクトを任せたのか?」と思います。
新部署では、なじみのない業務内容なので毎日一生懸命に働いています。
プロジェクト自体は、異動してきた後任の人が引き継ぎましたが、「やる気がない」という話を聞きました。現在の仕事で頭がいっぱいの時には考えないのですが、時々ふっと我に返ると「プロジェクトを最後まできちんと仕上げたかった」気持ちがあふれ出てきて、本当に悔しくて、腹立たしい気持ちでいっぱいです。
これからどのような心持ちで仕事をしたらいいでしょうか。アドバイスをお願いします。
(ハンドルネーム:はるりく)

A:悔しい気持ちは、次なるチャンスのエネルギーになるはず

大手小町のお悩みアドバイザー、プロレスラーの棚橋弘至さん

はるりくさん、初めまして。新日本プロレス「100年に一人の逸材」棚橋弘至です。ご相談内容を読ませていただきました。文面から、そのやるせなさが伝わってきました。プロジェクト道半ばでの部署異動とは「不条理」ですね。「初めて  責任  喜び」というワードからも、はるりくさんがこのプロジェクトに熱量を持って取り組んでいたことがうかがえます。

しかし、世の中には己の力が及ばない「不条理」が確かに存在するのです。まず、そのことを受け止めなければなりません。体育会系の部活や、僕が入門した頃の新日本プロレスは、先輩の言うことは絶対!的な不条理がまかり通っていました。

では、「どうやって不条理に立ち向かっていくのか?」が大事になってきます。それは、自分がやってきたことは無駄じゃないと力ずくでも思うことです。

僕自身も、新日本プロレスで多くの不条理を経験してきました。しかし、僕の良いところは、一切腐らない性格だったという点と、僕らの時代にはそういうことがない業界にしていこうと、志を立てたことです。

実際、はるりくさんがこのプロジェクトに注いできた熱量、時間、思考が経験値として残っているのではないでしょうか? プロジェクトを完遂することは最大の目的なのですが、結果だけではなく、そこに費やしてきた時間やその過程にこそ、本当の価値があるのではないでしょうか。

新しい部署でのなじみのない業務にも一生懸命に立ち向かえるはるりくさんは、僕から言わせてもらえば、すでに「成功」をつかんでいます。誤解を恐れずに言うと、人生はロールプレイングゲームです。経験値を積みながら、最終目的地を目指します。今は悔しい気持ちが強いかもしれませんが、一連の出来事で、はるりくさんのレベルは確実に上がっています。

悔しい気持ちは、次なるチャンスのエネルギーになるはずです。今のうちに武器屋や道具屋を回って、強い武器や防具をそろえて、決戦に備えておきましょう。そうすれば気持ちも次の目的に切り替えられると思います。

最後に、もう一度言いますが、はるりくさんはすでに未来をつかんでいますよ。

プロレスラー 棚橋 弘至
棚橋 弘至(たなはし・ひろし)
プロレスラー

 1976年生まれ、岐阜県出身。立命館大学在学時代にレスリングを始め、新日本プロレスの入門テストに合格する。大学卒業後、新日本プロレスに入門。1999年に真壁伸也(現:刀義)戦でデビュー。2006年にIWGPヘビー級王座決定トーナメントで優勝。プロレスラーとして活躍する一方で、バラエティー番組などに多数出演。16年にベストファーザー賞を受賞、18年には映画『パパはわるものチャンピオン』で映画初主演など、プロレス界以外でも活躍している。

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