【お悩み相談】配達員を部屋に…奔放すぎる妻に戸惑っています

お悩み相談は、キャリア、恋愛、仕事と子育ての両立……働く女性の悩みや不安に、人生経験豊富な「お悩みアドバイザー」が回答します。

40代男性です。自由奔放な妻を注意しようか悩んでいます。とても開放的な性格で、知らない人でも気軽に話しかけ、すぐに仲良くなるタイプです。私は、近所の人と顔を合わせても会釈するのが精いっぱいというタイプなので、妻のそんな性格をうらやましいと思う時もあります。
私たちはマンションの高層階に住んでいますが、先日、フードデリバリーを頼んだときのことです。夕飯を受け取って居間に戻ってきた妻に続いて、「こんばんは!」と体育会系の男子大学生。スマホを手にしてベランダへ。玄関で妻が「ここからの景色見てみる?」と聞いたら、喜んで応じたのだとか。配達員を自宅に招き入れるなんて、聞いたことがありません。 過去には、仕事から帰宅すると、妻に悩みを打ち明ける20代の男がいたなんてことも。居酒屋で意気投合して、場所を移して話を聞くということになったそうです。空腹だというので私がラーメンを作り、名前も知らない男と食卓を囲む不思議な状態になりました。
妻のことを他人に話すと、「それ、やばいよ」「完全アウト」といった反応が返ってきます。気にしていない様子の私に、「お人好しすぎ」と叱る人もいます。確かに、妻の行動は行き過ぎという気もします。おおらかと言えば、聞こえはいいですが、奔放な言動を迷惑と受け取る人もいます。私が注意をしたほうがいいでしょうか。
(ハンドルネーム:源)

A:他人の意見や世間体ではなく、夫婦の価値観を大事にして

大手小町のお悩み相談に回答する映画監督の安藤桃子さん
大手小町のお悩み相談に回答する映画監督の安藤桃子さん(c)Takashi Kurokawa

なんと開放的な奥様! 私は好きです。奥様に似た友人がいて、その人は沖縄に移住しました 。

「悩める若者を家に上げて、空腹を満たしてあげて、話を聞いた」。これが四国でのエピソードならば、「えいこと(良いこと)したね!」という反応も多くあることだと思います。なぜなら、お遍路さん文化があるからです。巡礼で旅する人々と道ばたや家の前で出会ったら、声をかけて話を聞く。なんなら泊めてあげたりすることも。そんな文化の名残がある私の暮らす高知県では、すぐに人に声をかけるし、玄関を開けっ放しにしている家も少なくありません。一期一会のご縁を大切に、困った人を見たら我が身だと思う。そんな人間本来のあたたかさを感じる県民性です。日本を飛び出て海外だったら、国によっては奥様の行動の方が常識?!ってことも。

源さんの住む土地や、ご友人からしたら非常識かもしれませんが、一番大切なのは、源さんご自身がそのことをどう感じるか、だと思います。家に知らない人が上がるのは居心地が悪い、奥様の身が心配、など色々と感じられることがあるのではないでしょうか。ならば、共に暮らすパートナーとして「僕は居心地が悪いよ、心配なんだよ」と、奥様にストレートに 相談したらいかがでしょう?

ただ、今の時代、まれにヒツジの着ぐるみを着たオオカミもいるので、奥様が1人の時は少し気をつけるべきかも。奥様に人を見る目があり、奔放な言動で誰かを傷つけたりしないのであれば、私はそのままでも良いと思います。 奥様の開放的な性格をうらやましく、長所と感じていらっしゃる源さんですが、きっと奥様のほうも自分にない穏やかさや優しさを感じる旦那様が大好きなはず。お二人に確かな信頼関係があるからこそ、奥様も奔放にできるのでは?

人に注意されたから、誰かに叱られたから、一般的には、などの理由では奥様は納得しない気がします。ご自分の意思がしっかりとあって主張ができ、コミュニケーションの上手な奥様は、「あなたはどう思っているの?」と旦那様の気持ちを聞きたくなるはず。

周囲に色々と言われたり注意をされたりすると、私もとても不安になることがあります。しかし、源さんのお便りからは、奥様への深く大きな愛を感じました。ぜひ、「他人に言われたから」や世間体を議論の主軸にせず、全く違う価値観を持つ夫婦だからこそ創ることができる、あたたかな家庭を築き上げてください。ご夫婦仲むつまじく、わくわく楽しい毎日でありますように!

大手小町のお悩み相談に回答する映画監督の安藤桃子さん
安藤 桃子(あんどう・ももこ)
映画監督

1982年、東京生まれ。高校時代よりイギリスに留学し、ロンドン大学芸術学部を卒業。その後、ニューヨークで映画作りを学び、助監督を経て2010年「カケラ」で監督・脚本デビュー。14年に、自ら書き下ろした長編小説「0.5ミリ」を映画化。同作で報知映画賞作品賞、毎日映画コンクール脚本賞、上海国際映画祭最優秀監督賞などを受賞し、国内外で高い評価を得た。「0.5ミリ」の撮影を機に高知に移住。ミニシアター「キネマM」の代表や、表現集団「桃子塾」の塾長、ラジオ番組「ひらけチャクラ!」(FM高知)のパーソナリティーも務めている。子どもたちの未来を考える異業種チーム「わっしょい!」では、農業、食、教育、芸術を通し、子どもの感性を育む活動にも力を注いでいる。

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