【お悩み相談】トラブルに「そうなると思ってた」先輩にキレそう

お悩み相談は、キャリア、恋愛、仕事と子育ての両立……働く女性の悩みや不安に、人生経験豊富な「お悩みアドバイザー」が回答します。

システムエンジニアとして働いている20代女性で、社会人3年目です。年が一回り以上離れている、同じチームの男性の先輩との仕事がとてもやりにくいことに悩んでいます。
たとえばクライアントへの資料を先輩に確認しながら作っているのに、先方から内容に指摘を受けてしまって、それを報告すると、「先方からそういうふうに言われると思っていた」と言われました。また、システムトラブルが発生したときも、「そのトラブルは起こると思っていた」と先輩は言い、助けてくれません。「そう思っているなら、最初から教えてほしいし、未然に防いでほしい」と、私は内心キレてしまいます。
また、私ではどうしてよいか分からない案件に直面し、先輩に質問しても、「その案件は私の担当ではありません」と切り捨てられます。
システム会社のため女性社員が少なく、自分の悩みを吐き出せる人がいません。同じ部署に事務担当の年上の女性がいるので、たまに彼女に愚痴を聞いてもらいますが、真剣に受け取ってもらえません。
不満がたまるだけでなく、仕事もたまっていきます。心穏やかに働くためには、どうしたらいいでしょうか。
(ハンドルネーム:かえで)

大手小町「お悩みアドバイザー」の棚橋弘至さん

A:形式的でいいので、少し自分を下げて丁寧にお願いしてみては

かえでさん、初めまして。「100年に一人の逸材」兼「頼れる男(自称)」棚橋です。かえでさんは、仕事に対してとても真摯しんしな方だとご相談内容から感じます。男性の先輩は完全に後出しジャンケンですね。それは“負けたくない”という男のプライドが邪魔しているように思います。もしくは、かえでさんの実力に脅威を感じているからかもしれません。男性というのは往々にして負けず嫌いなものなのです。

となると、相談してもなかなか素直に教えてくれないのではないでしょうか。ならば、どうするか?ということになりますね。一つは完全にひとりでやり切る方法。もう一つは、相談(対等な立場)としてではなく、甘える(先輩を立てる)やり方、「相談→お願い」への変換ですね。かえでさんのプライドもあるかと思いますが、男とは割と単純な生き物なのです(棚橋含む)。

なので、仕事で分からないことがあったら、少し自分を下げて(あくまで形式的で大丈夫です)「先輩、ご相談があるのですが…」と、丁寧にお願いしてみてはどうでしょうか? そして、仕事がうまくいった場合には、協力してくれた先輩に「先輩のおかげで……」と、感謝の気持ちを伝える(形式的でもうれしいものです)。仕事は周りの仲間の協力があって、効率が上がります。プロレスでもタッグマッチでは、パートナーの力を引き出さないと勝てないのと、感覚は近いような気がします。

今回のご相談内容とは、少し違うかもしれませんが、僕の意見としては、仕事以前に、まず仲間としての人間関係を作ることが大切なのかもしれません。人心掌握術とでも言いましょうか。休憩時間などの、たわいのない会話を増やしてみるだけで関係性が変わるかもしれませんね。仲間は助けるもの。仕事だと割り切らず、仲間意識を持って行動してみてはどうでしょうか。

今回、かえでさんのお話を伺って、僕自身、かなり反省しました。それは、プライベートで人からあまり相談されたことがないことに気がついたからです。「棚橋さんに相談しても無駄」と思われているのかもしれません(泣)。「上司のふり見て我がふり直せ」。この連載にもますます気合が入りました。かえでさん、ありがとう。

プロレスラー 棚橋 弘至
棚橋 弘至(たなはし・ひろし)
プロレスラー

 1976年生まれ、岐阜県出身。立命館大学在学時代にレスリングを始め、新日本プロレスの入門テストに合格する。大学卒業後、新日本プロレスに入門。1999年に真壁伸也(現:刀義)戦でデビュー。2006年にIWGPヘビー級王座決定トーナメントで優勝。プロレスラーとして活躍する一方で、バラエティー番組などに多数出演。16年にベストファーザー賞を受賞、18年には映画『パパはわるものチャンピオン』で映画初主演など、プロレス界以外でも活躍している。

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