30代会社員の女性です。
職場内で敵を作ってしまいがちなことに悩んでいます。
今まで自分の味方と思っていた同僚に裏切られたり、上司から冷遇されたりします。
「なぜそうなったのか」をその都度考えますが、私には思い当たらないのです。
アドバイスをいただけたら幸いです。よろしくお願いします。
(ハンドルネーム:さくら)
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A:仕事のベクトルがどこに向いているかを、もう一度確認してほしい
はじめまして。新日本プロレス、100年に一人の逸材、棚橋弘至です。さくらさんのお悩み、読ませていただきました。「職場内で敵を作ってしまいがち」ということですね。裏切られたり、冷遇されたりと、まるでプロレスのリング上を見ているようだなと思いました。
プロレスの話はさておき、まず、確認しないといけないことがあります。「何をもって裏切りや冷遇と考えるのか?」ということです。職場内での意見のぶつかり合いは、どこででもあることだと思います。そこで、「あの人と意見が合わないから、嫌われている」と考えるのは早計だと思うのです。
日本では、「意見」と「人間性」をごっちゃにする傾向があります。「あの人とは意見が合わないから嫌い」みたいな感じですかね。ここで考えなければいけないことは、「意見」と「人間性」は別だということです。職場内でのディベートで意見が合わなかったとしても、仕事が終われば一緒にご飯に行けるような関係性が理想だと思います。まず、それを築くことができれば一番良いのですが……。
あと、仕事の大前提として、「誰のために働いているのか?」というところが大切です。それが、仕事や態度の節々に出てしまうからです。プロレスにしても「自分をカッコ良く見せたい」という思いはありますが、その思いが強すぎると、対戦相手やタッグパートナーとの信頼関係は生まれません。プロレスをする目的として、「お客さんに楽しんでほしい」という思いがあってこそ、初めて成立する競技なのです。なので、さくらさんは「なぜそうなったかわからない」と、おっしゃっていますが、仕事のベクトルがどこに向いているかを、もう一度確認してみてほしいです。
自分のためではなく、会社のため、職場の仲間のため、お客さんのために働く姿勢を見せてはどうでしょうか? その姿勢が皆に伝わると、良好な関係が築けるはずです。結果として、仕事もはかどり、自分自身のスキルアップにも繋がっていくと思います。さくらさんが、誰かのために頑張る姿を見せることが、問題解決の一番の近道です。きっと、職場の人のさくらさんを見る目も変わってくると思います。
周りを変えたいときは、まず自分が変わってみる。仕事に対して、一生懸命なさくらさんの熱意は伝わると思います。
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