大手小町のお悩み相談のアドバイザーのひとり、Drまあやさん。脳外科医とファッションデザイナーの二つの顔を持ち、独自のファッションセンスでテレビでも注目を集めています。そんなDrまあやさんの仕事に対する思いを尋ね、女性たちへのメッセージを聞きました。
――――Q.「脳外科医」と「ファッションデザイナー」。どうして二つの仕事をしているのですか。
自分で稼げる人になりたくて、中学生の時に医師になると決めました。脳外科医になって、医局で10年間、がむしゃらに頑張りました。
ただ、脳外科医は究極のスペシャリスト。極めるのが本当に難しく、自分に失望して心のバランスを崩した時期があったんです。そんな時に、一度きりの人生ならと、もともと興味のあった、もの作りの仕事にチャレンジしようと思い、デザイナーも目指すことにしました。
――――Q.両立してみて、思うことは。
忙しいけれど、両方の良い点、悪い点を見ることで、私はバランスを取っているんだ、と気がつきました。デザイナーの仕事で「うまくいかないなあ」と思うと、医者の仕事のいいところが見えてくる。逆に医者の仕事がうまくいかないときは、もの作りだったらこういう仕事ができるのになあ、というように。二つあることで、別の視点から仕事に向き合える気がします。
――――Q.どうやって「脳外科医」と「デザイナー」のスイッチを切り替えるんですか。
普段はデザイナーモードで、髪や洋服はカラフルにしています。ですが、病院に入る前にウィッグを黒髪に替え、メガネと服装もシンプルなものにすることで、「私は医者だ。よし、働くか」という気持ちになれます。
――――Q.お悩み相談のアドバイザーとしての心構えを。
私も、迷いながら生きています。ですが、がむしゃらに脳外科医になるために働いた経験、30代でファッションの専門学校に行ったり、ロンドンに留学したりした経験などから、アドバイスできることがあれば、ぜひ伝えたいと思いました。実は、外来の患者さんにも時々、人生相談されることがあるんです。そういうことを生かしてやってみます。
――――Q.大手小町ユーザーに一言。
皆さんからの悩みに答えることで、私自身のさらなる成長にもつなげていけたら、と思っています。どんな悩みでも、気軽に送ってくださいね。一般人代表として、全力でお答えしますよ!
平日は東京で勤務医をして、週末は北海道の病院で当直も引き受けているというDrまあやさん。いつ休んでいるんだろう、と聞いているこちらが心配になるほどですが、いろんな経験を積むことで、今を楽しんでいる様子がうかがわれます。そんな人生の先輩に、ちょっと心の悩みを打ち明けてみませんか?
(聞き手:大久保桃子、写真:高梨義之)
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